令和7年度 第18回 復職支援研修を開催しました。
午前の講義:「排泄ケア」
国保中央病院より皮膚・排泄ケア認定看護師を講師に招き、講義をしていただきました。紙おむつに600mlの水を注入し、吸収状況と漏れの有無について実験をされました。続いて、受講生がペアとなり、ストーマ装具の面板のカットおよび装着の演習を行い、講師が質問に丁寧に回答されました。
受講生は「実際にオムツ内で漏れる様子を確認することができ、アウターだけでなくインナーを入れる必要性を実感しました。」「オムツの当て方が介助者側からのやり易さを優先していた事に気付かされました。本人の安楽をもっと考えて介助していこうと思います。」「ストーマの実践で、具体的なケア方法や、患者さんの思いや大変さ、フォローの必要性を感じました。」「ストーマの事での疑問を質問させて頂くことができ、凄くよかったです。」などの感想をいただきました。
<講義内容> ①排泄、排泄障害とは ②おむつについて ③グループワーク ④皮膚の構造 ⑤IAD(失禁関連皮膚炎) ⑥スキンケア ⑦実験・演習 ⑧ストーマとは ⑨ストーマケアの用語 ⑩ストーマ装具の種類 ⑪ストーマ周囲の名称 ⑫ストーマケア方法の実際 ⑬ストーマ外来 ⑭まとめ
午後の講義:「褥瘡ケア」
奈良東病院より皮膚・排泄ケア認定看護師を講師に招き、講義をしていただきました。実際の褥瘡事例をスライドで紹介され、殿部模型を用いて褥瘡ケアの方法について説明されました。
受講生は「クリニック勤めが長く、知らない言葉が沢山ありました。軟便を吸収するオムツやさまざまな石鹸があることも知れました。」「褥瘡処置やスキンテアについて働いていた時のことを思い出し、新たなケア用品が出ていてケアの方法も変わっている事を知れて良かったです。」「褥瘡ケアは、昔と今と全然違うところもあり、目からウロコのこともありました。皮膚の状態、排泄の状況、オムツなど、どれも関連性があってトータルでケアしていくことの大切さを学びました。」などの感想をいただきました受
<講義内容> ①スキンケア ②スキンテア ③医療関連機器圧迫創傷 ④褥瘡について ⑤褥瘡予防管理 (奈良県ナースセンター)