ごあいさつ
Greeting of Chairperson
奈良県看護協会
会長 飯尾美和
会員の皆様におかれましては、平素より当協会の事業推進にご支援ご協力を頂き、お礼申し上げます。併せて、長引く新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている看護職及び、すべての医療従事者の皆様に敬意を表し、心より感謝を申し上げます。
2021(令和3)年度も新型コロナウイルスの対応に明け暮れた1年でした。奈良県看護協会は「県民の健康で幸福な生活の実現に貢献する」という使命を果たすため、職能団体として、コロナ禍における新型コロナウイルス感染症の対応に係る事業及び2021年度の重点事業についても鋭意活動を進めてまいりました。活動にあたりましては、日本看護協会、県、市町村、関係団体機関との連携・協働を重視し取り組んでおります。
まず、新型コロナウイルス感染症にかかる事業としては、軽症者宿泊療養施設における看護師支援や巡回事業、感染症支援協力(IHEAT)保健所派遣、「広域人材調整事業」で沖縄県へ2名の潜在看護師を派遣、各市町村の新型コロナウイルスワクチン予防接種関連業務で看護職員の募集・ワクチン接種に係る講習会の実施等々に取り組みました。ご協力いただきました看護職の皆様にお礼を申し上げます。
看護協会事業としては、特に看護基礎教育制度に関する事業で当協会主催による「看護師基礎教育を考える会」を2021年7月に開催し、訪問看護に関する事業では2021年4月に訪問看護総合支援センターを開設し、教育や相談事業などを展開しています。
2022年度の重点事業は「看護の将来ビジョン」の集大成に向けての取り組みと共に、今後も人口構造の変化、長期化するコロナ禍で、「地域住民が最後までその人らしく生きることを支える」ということに主眼を置いています。地域を支える看護職には益々多くの期待と役割が求められています。多様な健康課題解決に向けた「看護のチカラ」を発揮するためには、各職能による専門性の高い知識と技術、職種間同士の円滑な協働・連携の推進が重要です。
いきいきと働き続けられること、知行合一を実践する職場環境づくりのために、会員の皆様と共に真摯に積極的に成果を上げるよう取り組んでまいります。皆さまからの貴重なご意見や、ご要望をお待ちしております。今年度もご協力のほど宜しくお願いいたします。
令和4年7月