ごあいさつ
Greeting of Chairperson
公益社団法人奈良県看護協会
会長 春木邦惠
新年の決意 ― 看護協会の役割と展望
長らく親しんだ地域を離れ、新拠点への移転を迎える本年、あらためて皆様から賜りましたご支援に心より感謝申し上げます。
奈良県看護協会は、組織体制の再編および人事配置の最適化、さらに業務効率化に資する施策の推進を通じて、看護専門職団体としての社会的責務を一層自覚し、貢献度の向上に努めております。
看護職の就業環境改善、少子化や職業魅力の周知不足による人材確保の困難等、私たちを取り巻く諸課題は複雑化・深刻化しています。また、医療の高度化、多様性重視の潮流の中で、看護が担う対象領域は拡大し、かつ看護ニーズの増大が顕在化しています。
日本看護協会は、「看護の将来ビジョン2040―いのち・くらし・尊厳をまもり支える看護」を2025年に策定・公表し、看護職自身の健康とキャリア満足度の充実を最重要として位置付けています。今こそ、看護職養成段階で習得する「人権の尊重」を基盤とした「看護職の倫理綱領」の規範を遵守しつつ、医療・介護・福祉の多職種連携のハブ機能の強化、および地域包括ケアシステムの推進に不可欠なコーディネーター役割の遂行が求められます。これらの取り組みは終わりのない挑戦ではありますが、看護専門職としての社会的使命であり、揺るぎない誇りです。
奈良県看護協会は、教育研修による専門性向上はもとより、全看護職が資格に誇りを持ち社会貢献できる体制構築を目指し、引き続き堅実な組織運営に努めてまいります。今後とも、ご意見・ご提言を広く承りながら、地域社会から信頼される協会事務局を目指し、更なる発展に尽力いたしますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2026年1月