令和7年度 第16回 復職支援研修を開催しました。in 奈良県立医科大学スキルスラボ
午前の講義:「心電図」
奈良県立医科大学附属病院中央臨床検査部より臨床検査技師を講師に招き、講義をしていただきました。
講師はモデル人形を用いて12誘導心電図の電極装着位置をデモンストレーションした後、受講生による演習を行いました。演習中は、受講生の質問に丁寧に回答していただきました。
受講生は「これでいいのかなと思いながら電極を装着していたので、正しい位置や、付属品の必要性・使い方、心電図の見方などとても勉強になりました。」「実際の心電図機器を使い、モデル人形に電極を装着することで知識の確認ができて自信に繋がりました。」「心電図は苦手でしたが、避けては通れないので受講しました。講義では、ポイントを確実に教えてくださり、とても気持ちが楽になって楽しく学ぶことが出来ました。」等の感想をいただきました。
<研修内容> ①心電図とは ②標準12誘導心電図 ③不整脈 ④虚血性心疾患 ⑤心電図の記録 ⑥モデル人形を使用してのデモストレーションと演習
午後の講義:「災害看護とトリアージ・VR視聴」
天理よろづ相談所病院よりクリティカルケア認定看護師を講師に招き、講義をしていただきました。
トリアージにおけるSTART法の解説に加え、奈良県立医科大学教育開発センターが所有する「VRシステム」を用いて、災害現場を想定した映像を視聴しました。また、災害時に避難所を開設する際のレイアウトを受講生それぞれが検討し、講師から具体的な助言をいただきました。
受講生は「いつか起こるとわかっていても対策できていないことなので、具体的に何を考えておくべきか学ぶことができました。」「トリアージをVRで体感することで、1人30秒以内の判断する方法のイメージができました。災害支援ナースにとても興味を持ちました。」「災害時の対応方法、被災地の避難所の状況などが勉強になりました。」等の感想をいただきました。
<研修内容> ①奈良県で災害は起こるのか ②災害とは ③阪神淡路大震災から学ぶ4つ教訓 ④CSCATTT(組織体制と医療支援) ⑤トリアージ(VR体験) ⑥災害と健康障害 ⑦避難所の現状と支援 ⑧避難所のレイアウト作成 (奈良県ナースセンター)