令和7年度 第13回 復職支援研修を開催しました。

午前の講義:「伝わる記録・成功する計画」
高の原中央病院から講師を招き、講義をしていただきました。講義では、事例を用いて実際にSOAP形式や経時記録を作成する演習も行いました。
講師は、「記録は書きたいことを書くのではなく、書かねばならないことを書くことが大切です。」と話され、不適切な看護用語の例も紹介してくださいました。
受講生からは、「経過記録・経時記録を学び、実際に記録をして模範解答と照らし合わせることで、自分の記録の癖が分かったのが良かった。すぐに役立つ講義でした。」「今までの書き方が間違っていた事に気づけました。正しい書き方を学ぶ機会になりました。」「初心に戻って基礎を再学習できたとともに、新しい看護記録のツールなども知る事ができました。」等の感想をいただきました。

<研修内容> ①看護記録の基礎知識 ②実際の看護記録のいろいろ ③記録における注意するポイント ④事例を用いた看護記録を記載してみる

 

午後の講義:「高齢者施設看護の実際」
介護老人保健施設シルバーケアまほろばより講師を招き、講義をしていただきました。講義では、現場での業務の様子を撮影した写真や認知症を持つ患者さんの思いを感じ取るための動画を紹介されました。講義の後は、受講生からの質問に一つずつ丁寧にアドバイスをしていただきました。
受講生は、「施設の様子の写真や認知症の動画、最後の質問の時間がとても有意義でした。復職に向けてエールをくれる研修でした。」「高齢者施設の看護の実際のお話を聞きたかったので、とても勉強になりました。人数体制や困難なことなど日々の状況を知ることができました。」「研修内容はもちろん勉強になりましたが、先生の『絶対どこか自分に合う働く場所があるよ』という言葉に、励まされました。」等の感想をいただきました。

<研修内容> ① 高齢者を取り巻く現状 ②介護保険制度 ③高齢者施設における看護師の役割 (奈良県ナースセンター)