令和7年度 第11回 復職支援研修を開催しました。
午前の講義:「チーム医療・チームケア」
奈良県看護協会専務理事を講師に招き、講義と事例を通してグループワークを実施しました。
講師は、「2040年は皆さん何歳ですか?生産年齢人口が減少するこれからの時代、仕事に年齢の制限はありません。一生を通して続けられる仕事を持っているため、少しの時間でも働きましょう。」と受講生に向けて温かい激励の言葉をいただきました。
受講者は、「自分が看護師としてどうなりたいかを考える良いきっかけになりました。まだまだこれからだとヤル気も出ました。復職に向けて頑張ります。」「2040年問題、ナースの目指す姿を知ることが出来ました。」「久しぶりにグループワークをして、看護の役割を考え、改めて楽しい仕事だと思いました。」等の感想をいただき、グループワークではそれぞれの思いを話されていました。
<講義の内容> ①日本看護協会のビジョン ②ナースセンターの事業 ③チームケア・チーム医療 ④チーム医療の4つの要素 ⑤看護職の専門性 ⑥病院・施設でのチーム医療は ⑦チームケア・医療の必要性 ⑧医療接遇
午後の講義:「介護保険サービスの実際」
奈良県介護支援専門員協会よりケアマネジャーを講師に招き、講義をしていただきました。
講師は、「訪問看護に行かれた際、ケア中に看護師が『このおむつ高いね』と何気なく話すことがあると思います。利用者さんは、ケアマネジャーや介護職員の言葉よりも、看護師の言葉をより重く受け止める傾向があります。そのことを忘れないでください。」と話され、看護師の発言が利用者や家族に与える影響の大きさを実感させる内容でした。
受講生は、「介護保険について苦手意識がありましたが、意義や現在の状況などを踏まえての講義で理解できました。」「訪問看護師の言葉1つでも役割は重大であると思いました。」等の感想をいただきました。
<講義の内容> ①介護保険の仕組み ②介護保険制度をとりまく状況 ③時期制度改正に向けた検討状況
(奈良県ナースセンター)