令和7年度 第2回 復職支援研修を開催しました。

奈良県ナースセンター主催の復職支援研修が開催され、復職を目指す20~60歳代の看護職で22名の参加がありました。
●午前の講義:「脳卒中看護」
南奈良総合医療センターの脳卒中リハビリテーション看護認定看護師を講師に招き、病態別に観察すべき具体的な視点や、看護現場で気をつけるポイントなど、詳しく講義をしていただきました。
1.脳卒中の病型と経過について:【梗塞性】ラクナ梗塞・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳梗塞症【出血性】脳出血・くも膜下出血
2.高次脳機能障害について:脳卒中後に生じる記憶障害や注意障害などの症状と、それに対応する観察ポイント・ケアの要点など
●午後の講義・実技:「体位変換と移動動作」
平成記念病院の理学療法士(離床インストラクター)を講師に招き、講義と実技指導をしていただきました。
1.体位変換・移乗の重要性:患者様の安全性を確保するうえで、「起こさないこと」「起こすこと」それぞれに潜むリスクと効果について
2.腰痛予防:看護師自身の身体を守るための腰痛予防体操
3.実技演習:体位変換や移乗介助方法、スライディングシートやスライディングボードの使用技術
受講生からの感想:
・「知識があると自信を持って患者様や施設のご利用者様に関われると思いました。」
・「講義がとても分かりやすく、少しずつ感覚を取り戻せた気がします。回復リハの仕事が好きだったことも思い出せて、復職に向けて具体的に進めようと思います。」
・「実技は実際に体感できて、すごく分かりやすかったです。現役時代を少しだけ思い出せて、初心者に戻った気分で楽しく取り組めました。」(奈良県ナースセンター)