奥大和地域の診療所 日帰り見学ツアーを開催しました。

日本看護協会が2017 年度より実施している、地域に必要な看護職確保推進事業の一環として、「奥大和地域の診療所 日帰り見学ツアー」を企画、10月27日金曜日東部コースのバスツアーが実施されました。山添村、曽爾村、御杖村の診療所を回り、診療所内の見学と、そこで働く職員の方に、業務内容の他日々の生活についてお話を聞くことが出来ました。
診療所は設備が整い、働きやすさを考慮した動線が取れるように設計され素晴らしい建物でした。診療所で働く看護職の方からは、具体的な業務内容(処置、採血、調剤、胃カメラ時の対応、往診の付き添い、緊急時の対応など)を丁寧に説明していただきました。実際には、自身の医療技術で診療の対応が出来るのか、村の方となじむことは出来るのか、生活をするには何が必要なのか、多くの不安と自身の現状を考えながら、参加者は職員の方に質問をしていました。
「へき地医療に携わるためには住民とのコミュニケーションや距離を短く信頼関係で成り立っていることを学んだ」「移住は難しいが、短期間の応援ナースとしてなら協力ができる。」「短期間の協力のためのマニュアル等の整備も必要かと感じた」と具体的な感想を頂きました。緑の山々が紅や黄色に染まり始め、風や川の音を感じ、静かな環境のもと、人々の優しさを感じて仕事をする姿を想像することが出来た往復約140㎞のツアーでした。(奈良県ナースセンター)

10月27日様子1