R3年度 第13回「復職支援研修」を開催しました。

午前は、ニプロ株式会社から講師を招き、「最新の医療物品について」というタイトルで、針刺し切創防止製品、ニードルレス輸液システム、相互接続防止コネクタ、中心静脈栄養法について講義されました。最新の医療物品を手に取って確認でき、日々開発が進む医療物品を知ることで、「復職に向けて大きく前進できました。」との感想がありました。
午後は、奈良県訪問看護ステーションみわから講師を招き、「経管栄養の実際」というタイトルで、経管栄養の基礎知識、観察のポイント、栄養剤の種類、手技などを講義されました。3名の症例を紹介していただき、家族は遠方に在住で、高齢の妻が持病を抱えながらも、寝たきりで胃ろう造設している夫を1人で自宅で介護されている話を聞き、「この状況でも在宅で過ごせるの?」と驚きました。可能な限り利用者様や家族が望まれる過ごし方が出来るように訪問看護をされていることに感動しました。また半固形栄養剤の注入のデモストレーションでは、受講者はカテーテルチップで栄養剤を吸うなどの体験をしました。医療の進歩により在宅を希望される患者様と家族が増え、以前は訪問看護の魅力を感じていなかった受講者からも、「訪問看護に興味が持て、再就職を視野に入れて考えたい。」と感想を述べられました。
(奈良県ナースセンター)

10月18日様子1