令和7年度 第10回 復職支援研修を開催しました。

午前の講義:「経管栄養の実際」
医療法人社団ハートランド事業部より訪問看護認定看護師を講師に迎え、講義と実技をしていただきました。
内容は、栄養からはじまり、手順、トラブルまで幅広く、在宅の対応を含む実践的なものでした。実技では、モデル人形を使用し、経鼻栄養チューブの挿入や胃ろうからの栄養注入、経鼻カテーテルのテープ固定を体験しました。
受講生は、「経管栄養を実際に接続してみて、イメージができました。」「訪問看護の話を聞くことができて勉強になりました。」「医療事故防止の為に、インジケーターやカテーテルの色が紫色に変わり、ネジで回して接続する形に変わっており、以前との違いを学ぶことができて良かったです。今後就職させていただいた時に活かせるようにしたいです。」などの感想をいただきました。
<講義の内容> ①栄養管理について ②経管栄養法について ③経鼻経管栄養法 ④胃ろう経腸栄養法 ⑤胃ろうのトラブルと対処方法 ⑥経管栄養の手順 ⑦腸ろう・PTEG ⑧経管栄養のデモストレーションと実施
午後の講義:「喀痰吸引の実際」
リハビリ訪問看護ステーションルピナスより在宅ケア認定看護師を講師に迎え、講義と実技をしていただきました。
講師は、「喀痰吸引は、侵襲的医療行為であり、利用者さんには苦痛を伴う行為です。忘れてはいけないことは、安全で適正に実施することです。」と話されました。実技では、モデル人形を使用し、ポータブル吸引器で鼻腔・口腔・気管切開部からの吸引を体験しました。
受講生は、「吸引の音を聞いて感覚を思い出しました。」「呼吸アシストの方法を教わり、現場で活かしたいと思います。」「小児のカニューレの特徴や注意点も学べて良かったです。」「昔との違いを知ることができ、実際に手技を体験できたのが貴重でした。」などの感想をいただきました。
<講義の内容> ①喀痰吸引とは ②適応となる対象者 ③基礎知識 ④方法・手順 ⑤喀痰吸引のデモストレーションと実施
講義から実技まで一連の流れを体験することで、受講生は自信を取り戻す時間となったようです。(奈良県ナースセンター)