令和7年度「復職支援研修」が始まりました。

奈良県ナースセンター主催の復職支援研修が開催され、復職を目指す20~60歳代の看護職で22名の参加がありました。
●午前の講義:「最新医療・看護の動向と現状」
奈良県看護協会会長による講義では、以下の2点が強調されました。
1.少子高齢化社会における看護の役割
人口推移(2025年と2060年を比較)や社会保障制度の変化を踏まえ、看護職の重要性が再認識されました。
2.地域完結型医療への転換と看護の位置づけ
地域で完結する医療体制への移行に伴い、看護職の役割と位置づけが重要であることが強調されました。
●午後の講義:「外来看護・診療の補助」
高の原中央病院の講師による講義では、外来看護師に求められる能力について話されました。
・的確な情報収集能力
・幅広い知識と多様な経験
・アセスメント能力
・スクリーニング能力
・コミュニケーション能力
・調整能力
受講者からの感想
・「健康寿命と平均寿命の差を縮めるには看護師の役割が重要であるということが分かりました。」
・「病院から地域へ帰り、健康に生活できるための地域完結型医療の必要性もよくわかりました。どんな働き方をしたいのか、これから研修を受けさせていただくなかで、考えていきたいと思います。」
・「外来看護は、短時間で必要な情報を収集し、アセスメントして判断と予測をして問診をすること。何より自分の目でしっかり観察することが大切だということ改めて学びました。」(奈良県ナースセンター)