8月6日(火)第7回復職支援研修を開催しました。

「採血・輸液管理の実際」の研修を実施しました。
この研修は、復職支援研修の中でも1・2を争う人気の研修です。今回は、西奈良中央病院から講師を招き、午前は、採血・血液検査・輸液管理の基本知識について講義と、輸液管理の動画を視聴しました。午後は、採血(注射器の使用と真空管採血)練習を時間の許す限り実施しました。
講師は、「ベテラン看護師も失敗はします。一度失敗したら、潔く他の看護師に変わってもらうことが大切です。看護師にとってただ一度の失敗かもしれませんが、患者様にとっては大きな苦痛でしかありません。」と話されました。
受講者は、「採血について、臨床を離れて忘れていた部分を思い出す事ができてよかった。」「先生が、私たちのペースに合わせて下さってよかったです。」「変わっていることが多かったので、受講してよかったです。」「動画も見せてもらい、知識の再確認ができました。」「実技練習がたっぷりできて、自信に繋がりました。先生の元気が伝わり、また看護師として働きたい気持ちが強くなりました。」「昔の感覚を思い出せて、やれそうだなと思えました。」「久しぶりに穿刺したので、緊張しましたが練習しているうちに現役でやっていた感覚が少し思い出せた気がします。」等の感想をいただきました。20年以上採血を実施していない方もおられましたが、回数を重ねるうちに少しずつ手の震えもなくなり、落ち着いて採血を実施することができました。
離職中の看護職は、採血や輸液管理については不安が大きいようです。医師の指示で採血や点滴を行うだけでなく、目的を理解して、正しい手技で患者様の苦痛を最小限に実施できることが大切であることを改めて学ぶ機会となりました。(奈良県ナースセンター)