6月13日(木)第2回復職支援研修を開催しました。

午前は、ニプロ株式会社より講師を招き、針刺し・切傷防止製品やその他最新の医療物品について講義していただきました。講師は、「医療器具メーカーの開発により針刺しの発生件数は減少しています。しかし、針刺しを減少するためには、①リキャップしない。②使用後の針は使用者自身が片付ける。③使用後のむき出しの針は放置しない。④適切な針捨て容器を用意する。⑤安全機構付機器の上手な利用が重要です。」と講義されました。ニードルレス輸液システム、相互接続防止コネクタ、PICCとIPエコーを実際に見て触ってみました。受講者は「最新の医療物品について、実際の製品を沢山見て触って安全に使用する説明をしていただき、とても勉強になりました。」「15年前とだいぶ変わっていて、いろいろ衝撃でした。使いこなせるか不安はありますが、知れてよかったです。」等の感想をいただきました。医療機器メーカーの講義を受講する機会が少なく、本講義を通して最新の医療物品であっても、使用方法を間違うと感染リスクも高まるということを再認識する機会となりました。
午後は、訪問看護ステーシなでしこから講師を招き、訪問看護の背景・エンドオブライフ、訪問看護師の役割と活動について講義をしていただきました。講師は、「訪問看護という仕事は、医師の診療補助ではなく、療養支援という看護師本来の専門性を発揮できる仕事です。」と力強く話されました。受講者は「改めて訪問看護の魅力を感じる事ができました。」「訪問看護が素晴らしい活動だと改めて感じました。訪問看護に興味はあるものの、実際にはどんな役割があり、どう動いて看護を行っているのか詳しく知る機会がなかったので、今日の学びはとても大きかったです。」等の感想をいただきました。
受講生は16名で、20歳代から60歳代と年齢の幅は広いですが、看護職に復職したいという思いは皆様同じであり、熱心に講義を受講されました。(奈良県ナースセンター)