2023年度「プラチナナース研修会~セカンドライフとキャリアを考える~」を開催しました。

3月14日、セカンドキャリアについて考えている看護職(おおむね50歳以上)や定年退職後、定年退職を控えた看護職を対象にプラチナナース研修を開催しました。
社労士による「セカンドライフを考える」では、①リタイア後にかかるお金の収支(暮らし・イベントにかかるお金・医療費・年金・退職金)、②今からできること(老後の生活費と公的年金・貯蓄計画・資産運用)、③リタイア前に知っておきたいこと(退職金を受け取る前に・遺言とエンディングノート)などの講義がありました。

看護管理者による、「プラチナナースの活躍する職場づくり」では、①プラチナナースへの期待(いてくれるだけで)②看護部(組織)として活躍していただく職場づくりについて講義されました。

体験発表では、「急性期から介護現場に転職をして、利用者様と生活を共に過ごすことや共に成長することへの喜び」について、「60歳を過ぎて訪問看護ステーションを立ち上げて、悩みながらも利用者様と家族が安心できる環境づくりへの喜び」について、心のこもった熱意のあるお話をしていただきました。
参加者からは「定年後の看護師の生き方に前向きになった。まだまだ働きたいと思った」「これからのマネープランの考えが理解できました。」「頑張っているプラチナナースの活躍の話が聞けたので励みになりました。ひるまずチャレンジしようと背中を押してもらいました。」等の感想をいただきました。 2017年には日本老年学会・日本老年医学会「高齢者に関する定義検討ワーキンググループ報告書」のなかで、65~74歳では心身の健康が保たれて、活発な社会活動が可能な人が大多数を占めている。そのため、従来の65歳以上を高齢者とすることに否定的な意見が強くなっていることから、75歳以上を高齢者の新たな定義とすることが提案されている。と書かれています。
人生100年時代、看護職として、可能な限り様々な形で医療や介護の現場で活躍できる時代であると思える研修となりました。講師や参加者の協力により、研修会を開催することができたことに心より感謝申し上げます。 ~まだまだ頑張れそう~(奈良県ナースセンター)

3月14日様子1