令和5年度第14回復職支援研修を開催しました。

午前は、関西医療福祉学院より講師を招き、看護記録とは・記録の約束と取り扱い・看護計画立案について講義をしていただきました。その後、模擬の記録を読み、正しい記録の方法を検討しました。受講者は「学生時代の内容を思い出すことができました。患者様の全体像を把握するのが大変ですが、とても重要だと感じました。」「分からないまま放置していたところもありましたが、用語の解説もわかりやすく、今後の学習に活かせていきたいと思いました。」「看護計画の目標達成がなかなか出来ず悩んでいましたが、今回の授業で患者様に合った計画が出来ていなかったと実感しました。」「わからないことを聞く機会があって良かったです。」などの感想をいただきました。日々の記録では、SとOのみの記録が多くあり、それでは看護を実施したことにはなりません。SOAPを記録するには、個々に応じた計画の立案が大切であり、看護が見えない記録から、看護が見える記録が大切であると学びました。
午後は、ハローワーク大和高田より講師を招き、履歴書・職務経歴書・添え状の作成方法、面接の注意点について講義をしていただきました。その後、VRを利用して面接の体験をしました。受講者からは「履歴書の書き方、VR体験は細かいところまで大変勉強になりました。」「面接時にどんなことでも答えれられるように準備した方がいいと思いました。」「面接体験では、質問された人を見て回答しているのか点数化されており、自身の目の動きの改善点を知ることができて良かったです。」などの感想をいただきました。履歴書の書き方や面接のマナーなどは、直接看護には結び付きませんが、社会人として必要なことを学ぶ研修となりました。(奈良県ナースセンター)