令和5年度第10回復職支援研修を開催しました。

午前は、ニプロ株式会社より講師を招き、針刺し・切傷防止製品、ニードルレス輸液システム、相互接続防止コネクタ、PICCとIPエコーについて講義をしていただき、受講生は医療製品を一つずつ手に取って使用方法を確認しました。受講者は「初めて見るものが多く、医療製品の進歩に驚きました。」「注意点を充分確認もせずに使っていました。メーカーは医療事故を防ぐためにたくさんの研究をされていると知り、気が引き締まりました。」などの感想をいただきました。医療機器メーカーの講義を受講する機会が少なく、本講義を通して使用方法を間違うと感染リスクも高まるということを再認識する機会となりました。
午後は、JCHO大和郡山病院より講師を招き、糖尿病について、足病変について講義をしていただき、爪の切り方について動画も視聴しました。 受講者は「糖尿病の復習ができ、フットケアの具体的な内容も理解できました。」「肥厚した爪のケアが難しいので、参考になりました。」「糖尿病看護は難しいと思っていましたが、患者様が主体的になれるようにサポートする事が大切だと実感しました。」「爪の切り方、道具の種類、道具の持ち方等を見ることができて良かったです。」「巻き爪の患者様に、綿を使う事知らなかったので、とても勉強になりました。」などの感想をいただきました。人は、顔や髪はきれいに整えますが、足には関心が向きにくいため、十分に観察することが大切であることを学びました。(奈良県ナースセンター)