令和5年度第7回復職支援研修を開催しました。

田北病院より講師を招き、「採血データから分かること、採血管の種類、採血・注射・輸液の手技について、採血・輸液の合併症について、輸液の種類と基本について」を講義していただきました。実技では、採血モデルを使用した採血、安全装置付きの翼状針採血、輸液ポンプやシリンジポンプの使用方法の説明と実践等を体験しました。
講師は、「医師の指示で採血や点滴を行うだけでなく、目的を理解して、正しい手技で患者様の苦痛を最小限に実施できることが大切です。」と講義され、時間の許す限り全ての質問に解答をしてくださいました。
受講者は、「検査データ値が異常の時に考えられる体調の予測は、とても参考になりました。」「症状別で使用する輸液の解説は、今後の復職に活用できそうです。」「実際に注射針や翼状針で採血をさせていただいたり、シリンジポンプ、輸液ポンプを触らせて頂いて、とても勉強になりました。」等の感想を述べられました。
離職中の看護職は、採血や輸液管理については不安が大きいようです。採血は、手技だけを学ぶのではなく、目的、正しい手技、観察、合併症等がとても重要になります。講義の内容を通して、自身を振り返りながら、輸液管理の大切さを改めて学ぶ機会になりました。(奈良県ナースセンター)

8月16日様子18月16日様子2