令和4年度 第3回「復職支援研修」を実施しました。

午前は秋津鴻池病院より講師を招き「摂食・嚥下障害の看護」を講義していただきました。嚥下運動に関する解剖生理・VF(嚥下造影)とVE(嚥下内視鏡)・誤嚥と喉頭侵入の違い・摂食嚥下スクリーニング検査・食事介助方法・嚥下リハビリについて学びました。講師は「どこが障害されているのか、どこが残存しているのかを知り、安全な経口摂取の方法を多方面からアセスメントすることが重要です。」と話されました。受講者は「食物を口に入れてから噛んで飲み込む動作を、スライドと動画を見ながら学習できたので、とてもわかりやすかった。摂食障害のある人にアイスマッサージをしたり、開口してくれない人への食事介助のポイントを具体的に学べたので明日から実践できそうです。」と感想を述べられました。

午後からは、歯科医師と歯科衛生士を講師に招き、「口腔ケア」の講義をしていただきました。口腔ケアの重要性・オーラルフレイル・日常的な口腔ケアの実際・訪問診療などについて学びました。講義の後はモデル人形(かすがさんとよしのさん)を使用して、口腔ケアと義歯の取り外しの実技を行いました。参加者からは「義歯の取り外しがとても難しい。口腔ケアの手技を改めて学べたのが良かった。」と感想を述べられました。奈良県歯科医師会のホームページにオーラルフレイル予防のための「パタカラおいうべーリズム体操」をYouTubeで発信されています。皆さんもご活用ください。(奈良県ナースセンター)

6月23日様子16月23日様子2