R3年度「プラチナナース研修会」を開催しました。

【1部「労働法を知ってセカンドステージを賢く生きる」/社会保険労務士】
おおむね50歳以上の看護職・定年退職後や定年退職を控えたベテランナース・セカンドキャリアについて考えている看護職を対象に、社会保険労務士から講義をしていただきました。日本の人口は既に減少局面を迎えており、今後は「15~64歳」の現役世代の減少が更に進む見込みである。2050年には20~64歳の1.3人が65歳以上の高齢者1名を支えることになる。そのため生産人口と社会保険被保険者人口を増やすことが大切です。少しでも長く働けるように、①70歳までの就業機会の確保、②老齢年金の受給開始時期の選択肢の拡大、③60歳台前半の在職老齢年金の見直し等、制度の改正や環境を整えられていることについて話されました。

【2部シンポジウム「プラチナナースが輝く第2の職場」】
病院、高齢者施設、訪問看護ステーションから代表者を招き、各施設の特徴とプラチナナースとしての働き方について話されました。病院では急性期と慢性期の看護の違いと高齢者施設では生活の場での看護、訪問看護では自宅での看護の特徴を紹介されました。それぞれに特徴が違うことで各施設の魅力が伝わりました。 参加者は、「年金制度が理解できて良かった。働ける間は働こうと背中を押された。病院以外にも看護職として活躍できる場があることを知った。年齢を重ねると消極的になりがちであったが、必ず活躍できる場所があることを知り、今後の看護に生かしていきたい。」と感想を述べられました。
最後になりましたが、コロナ第6波の中、講師をはじめ参加者の協力により、研修会を開催することができたことに心より感謝申し上げます。 (奈良県ナースセンター)

3月9日様子1