令和7年度 第3回 復職支援研修を開催しました。

<午前の講義:「患者と看護職を守るための医療安全」>
奈良県西和医療センターより講師を招き、講義をしていただきました。患者さんと現場で働く看護職自身の安全を守る視点から、多くの学びが得られる内容でした。
1. 看護師の業務の危険性:業務は多種多様で多重課題と作業中断が要因になりやすい
2. 看護師の医療安全への努力内容:倫理観に沿った行動、医療安全に関する知識・技術の習得、患者やチームメンバーとのコミュニケーション能力の向上、組織の医療安全活動への積極的な取り組み
3. 事例紹介:リスクへの気づきや判断力の大切さについて
<午後の講義:「訪問看護の実際」>
訪問看護ステーションなでしこより訪問看護認定看護師を講師に招き、講義をしていただきました。自宅で療養する利用者に寄り添う視点を重視した内容で、訪問看護の実際について理解を深めました。
1.訪問看護の背景とエンドオブライフケア
2.訪問看護師の役割と活動:グループワークを通して、事例をもとに訪問看護師の対応や判断について意見交換を実施
3.看護師として仕事をつづけていくために:働き方やセルフケアの大切さ
<受講者からの感想>
・「思い込みの怖さを再認識し、基本に忠実にしていきたいと思いました。」
・「訪問看護には凄く興味があるのですがやはり能力に不安がありました。講義を受けてやっぱりやりたいという想いが強くなりました。」
・「講義の端々に患者さんや家族の思いが伝わりました。看護師の仕事は、とてもやりがいがあるなぁと改めて感じました。最後に「あなたを必要としている人がいます。」の言葉は、強く胸に響きました。」(奈良県ナースセンター)