11月29日(金)第18回復職支援研修を開催しました。

午前「糖尿病の看護」、午後「糖尿病の看護技術」
済生会中和病院より糖尿病看護認定看護師を講師に招き、糖尿病ケアについて1日講義をしていただきました。内容は糖尿病の病態・診断・合併症・食事療法・運動療法・薬物療法等について動画を交えながら講義をされました。実技では自己血糖測定を実施し、事例検討も実施しました。
受講生は、「昔の知識で止まっていたので、 らなかった薬のことも知れて良かったです。」「実際の話を交えての講義だったのでわかりやすかったです。」「事例検討は、一部の情報だけで患者さんを判断していました。看護師の勝手な思い込みではなく、いろんな角度から患者さんを看ないといけないと実感しました。事例検討ができてとても良かったです。」「医療者の関わり方次第で、患者さんは良い方に導くことも出来るのだと知ることが出来ました。」「もともと知識不足であった為、講義を聞いて自分の中の糖尿病の偏見のようなものが少し払拭されたように思います。」「血糖値の測定を久しぶりに行いましたが、より簡便に安全に負担の少ない手技で血液の量もこんなに少なくて測定可能なのかと驚きました。」「インスリン療法は、種類がたくさんあって難しく思っていましたが、詳しく説明していただき患者さんに最適なインスリンを使用できると血糖値の安定に繋がるのだと理解しました。」等の感想をいただきました。
今回の研修を通じて、糖尿病は生活習慣を変えれば改善されますが、生活に密接しているからこそ、長年の行動を変えることはすごく難しい事です。糖尿病を持つ患者さんと身近に関わる看護職として、正しい知識を持って看護を実践できるようになりたいと思った研修でした。(奈良県ナースセンター)