7月4日(木)第5回復職支援研修を開催しました。

午前は高齢者施設から講師を招き、高齢者施設の看護の役割・介護サービスについて・高齢者施設看護のやりがい等について講義していただきました。
講師は、「看護職の中には、病院は忙しいので施設なら勤務できると思う人も多いようです。施設は他職種と連携をして、在宅復帰から看取りまでを幅広く看護しています。やりがいもありますがとても忙しいのが現状です。」と話されました。受講者は、「高齢者施設の現状を知り、看護師に求められるものは重いなと実感しました。その分やりがいはあると思うので、今後の復帰の参考にしたいと思いました。」「勤務時間から、看護の内容までより具体的に講義してもらい良かったです。夜間1人で判断しないといけない事など色々大変な事もあるなぁと思いました。」「自分が持っているイメージと実際の差があることを知ることができてよかった。」等の感想をいただきました。
午後は、訪問看護ステーションから講師を招き、コミュニケーションの4つのレベル・質問をして引き出す方法・うまくいかない質問の仕方・こんな時はこの質問(オープンクエスチョン、クローズドクエスチョン、スケーリングクエスチョン、ミラクルクエスチョン、コーピングクエスチョン)を講義していただきました。3人のグループになって、ロールプレイングもしました。受講生は、「言葉1つでこんなにも違う事を知る機会を頂いて良かったです。」「言葉のかけ方でこんなにも冷たい印象や優しい印象に変わることにびっくりしました。」「とっさに出てしまう言葉は、冷たい印象の言葉なので相手に寄り添える言葉の声掛けをしたいと思いました。」等の感想をいただきました。
本日の研修で、高齢者施設の看護は決して楽ではないものの、楽しさ・やりがいが多く得られることを学びました。コミュニケーションは、日頃自分に都合の良い回答を求める質問をしていることや、本心を言いにくい質問をしていたことに気づきました。心地良く会話が出来る言葉の言い換え方法を具体的に学べました。言葉のちからはすごい!と思いました。

6月から始まった復職支援研修も、前半は残り3日となりました。後半の申込は、8月1日(木)9時QRコードからの申込となります。奈良県看護協会のホームページをご参照ください。
(奈良県ナースセンター)