令和5年度第19回復職支援研修を開催しました。(in 奈良県立医科大学スキルスラボ棟)

午前、奈良県立医科大学附属病院中央臨床検査部から講師に招き、心電図とは・標準12誘導心電図・不整脈・虚血性心疾患・心電図の記録などについて講義をしていただきました。実技では、モデル人形を使用して12誘導心電図の電極の位置を確認しながら演習をしました。受講生は「心電図は、あまり勉強した事がなく自信のない分野でした。しかし概論からよくある異常波形まで詳しく教えていただき、少し理解できたような気がします。」「心電図のみかたやポイント、取り扱い方法など、また、解剖学的なことも関連づけて説明していただいたので、とても参考になりました。」「今後心電図を取る機会があれば、電極の貼り間違いはないようにしっかりと注意して(aVRの向きを見ながら)いきたいと思いました。」などの感想をいただきました。
午後、奈良県立医科大学から講師に招き、手術室看護・救急外来看護・心臓カテーテル検査の看護・訪問看護などについてVRを視聴しました。受講生は「VRでないと見れない視点で、実際の看護を見ることができて良かったです。」「VRで現場の実際を見せていただき、再就職への意欲につながりました。」「リアルな映像を見ることができて勉強になりました。学生や新人の時に見ることができたら、とても参考になると思いました。」などの感想をいただきました。
今年度当研修は、6月4日に始まり12月15日まで、19日間37講座を開催しました。当初は、緊張の面持ちであった受講生も、研修が進むにつれて、復職についての不安や今後のキャリアについて話す姿が見ることが出来ました。昼食時には、病院や介護施設等に施設紹介をしていただき、経験したことのない職場をイメージすることができ、復職への足掛かりになったのではないでしょうか。いつも新たな学びがあり、同じ目標を持った受講生にとって復職支援研修が有意義な時間となったと思います。(奈良県ナースセンター)

12月19日様子1