令和5年度第3回復職支援研修を開催しました。

今年度から、初めてVRを取り入れた講義を実施しました。
午前は、奈良県総合リハビリテーションセンターより講師を招き、感染予防対策の基本として手指衛生の適切なタイミングと個人防護具について講義をしていただきました。実技では、個人防護具の着脱を体験しました。講師から「感染が明らかになるのは氷山の一角です。感染しない、感染させないためにも、皆さんの意識と行動が大切です。」と講義されました。受講者は「医療エリアと患者エリアの境界線が理解出来ました。個人防護具の着脱ができて理解が深まりました。」などの感想をいただきました。
午後は、奈良県立医科大学のスキルスラボ棟で感染症の対応(①飛沫のリスク・②感染リスクの理解・③ベッドサイドの感染予防)をVRで体験しました。受講者は、「よりリアルに近いため、紙面よりかなりわかりやすかったです。医師の目線・患者様の目線からの医療現場を見ることができて勉強になりました。」などの感想をいただきました。

コロナは5類感染症になりましたが、医療現場では患者様と医療従事者双方の安全を守るためにも、正しい知識と対応が大切であることを再認識する機会になりました。今年度は残り3回のVR体験を実施する予定です。360°の目線で主観的・客観的に体験できるため、皆さまもリアルな世界を体験してみませんか。 (奈良県ナースセンター)

6月20日様子1