令和5年度「復職支援研修」が始まりました。

今年度から、グーグルフォームでの申込をはじまめした。初めての試みでナースセンターとしても多少不安でしたが、混乱もなくたくさんの応募をいただきました。当研修は12月まで19日38講座を開催します。奈良県内で復職を目指す方、もしくは奈良県在住の方であれば看護協会員でない方も参加可能です。是非ご参加ください。またグーグルフォームからの申込に不安な方は、電話でも対応させていただきます。9月以降の申込は、8月1日受付開始です。

 

6月2日復職支援研修開講初日が、台風と梅雨前線の影響で大雨となってしまいました。受講を楽しみにしていただいていたにも関わらず、子どもさんの学校が休校となり残念ながらお休みされる受講生の方も多くいらっしゃいました。しかし雨の中来館していただいた受講生の方のおかげで無事初日を迎えることが出来ました。
午前は、開講にあたり奈良県看護協会 飯尾会長より「最新医療・看護の動向と現状」を講義していただきました。2040年を見据えて今考えるべき課題は、①生産人口が減少する中、少ない支え手で大勢の高齢者人口をどのように支えるか。②人々の生活の場・治療の場となる地域において、看護がどのように力を発揮するのかです。病院完全型から地域完結型が重要となり、看護を取り巻く厳しい現状の話を聞いて、受講者は「高齢化社会や平均寿命、健康寿命など社会的なことを振り返ることができました。看護の現場や在宅看護の大切さ、訪問看護など、体験談を交えた話でとても参考になりました。」と感想をいただきました。今後看護職がどのような役割を担っていくのかを考えるとてもいい機会となりました。

午後は高の原中央病院から講師を招き「医療安全の現状」を講義していただきました。ヒューマンエラーに関する人間の特性・医療安全の基本的な考え方・医療現場における医療安全推進のための取り組みについて講義をしていただきました。また4年ぶりにグループワークをし、事例検討を行いました。講師からは「医療安全の取り組みの目標は、全職員で取り組み、組織の安全文化を醸成することです。」と力強く話されました。受講者は、「病院で医療事故が起こった時のシステムについて学ぶことができました。医療安全対策のための取り組みについて、実際に取り組まれている方法をたくさん教えて頂き勉強になりました。離職中ですが、講義を聞いていて現場の様子を思い出し、気の引き締まる思いでした。」と感想をいただき、復職への意欲を掻き立てられました。

 

当協会の規定について
【研修中止時の取り扱い】
研修当日午前7時の時点で、研修会場がある地域(例:当研修センターは橿原市)に特別警報・暴風警報等が発令された場合、研修は自動的に中止となり、連絡およびホームページに掲載はしません(できません)。
またこれに関わらず地震や短時間記録的集中豪雨等の場合には、ご自身の安全確保を第一に行動してください。
尚、午後からの研修の場合は、午前11時の上記警報発令で同様の判断とします。

 

当研修を受講される皆様、警報の有無に関わらず安全確保を第一優先とし、迷われたら無理のない行動をとっていただきたいと思います。(奈良県ナースセンター)

6月2日様子1