令和4年度 第20回「復職支援研修」を実施しました。

午前は、奈良県総合医療センターより講師を招き「脳卒中の看護」の講義をしていただきました。脳卒中とはから始まり・治療(t-PA,その他)・意識レベル・脳卒中地域連携パス・看護について話されました。また講師が、事例を通して学んだこと等も紹介されました。講師は「看護職が“と感じた時は、迷わずに情報を共有してください。小さな気づきが、早期発見につながります。それが今後の治療の幅が広がり、後遺症も最小限にすることができます。」と話されました。受講者からは「何かおかしいと感じた事に、丁寧に確認しながら言葉にして伝えていくことの大切さを、改めて考える機会になりました。瞳孔を確認すること、意識レベルを確認することなど、観察の注意点が大変参考になりました。」等の感想を述べられました。
午後は、平成記念病院より理学療法士を招き「体位変換と移動動作」の講義をしていただきました。体位変換・離床の重要性・腰痛予防の説明をされました。実技では、ブラインドウォーク・体位変換・車いすへの移乗・スライディングシートとスライディングボードの使用を体験しました。講師は「患者様は自身の先のことが予測できず、看護職は予測して先回りをする傾向があります。先回りをして介助するのではなく、患者様が何を望まれているか十分に知る事が大切です。」と話されました。受講者からは「介助する側とされる側の気持ちを体験できて良かったです。腰痛予防や介護の基本技術について、見直す機会となりました。」等の感想を述べられました。
今回を持ちまして、今年度19日間(36講座)の研修を終了いたしました。研修内容を振り返り、より一層充実した研修になるように検討させていただきます。講師をはじめ受講生の皆様のご協力により無事終了できたことに心より感謝申し上げます。(奈良県ナースセンター)

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