令和4年度 第18回「復職支援研修」を実施しました。

世界の糖尿病人口は5億3700万人、成人の10人に1人が糖尿病に罹患しているといわれています。西和医療センターより講師を招き「糖尿病看護と看護技術」の講義をしていただきました。糖尿病の病態、分類、血糖コントロール指標、治療、合併症、看護について説明されました。実技では、自己血糖測定、インスリン注射、リブレ注射を体験しました。講師は「糖尿病患者様は、インスリンが導入になると自分の人生は終わったと諦めの気持ちになることが多いです。インスリンの導入は決してマイナスのイメージではなく、膵臓への負担を最小限にするために必要であること。また血糖コントロール次第で、減量や中止も可能になる等の正しい知識を持っていただくことが大切です。」と話されました。受講者は「低血糖時の対応が知れて良かったです。生活者としてその人らしいよりよい人生を送れるように支援することが大切だと思いました。糖尿病患者様への社会の偏見を含め、社会的認識を変えていくことが大切だと感じました。」などの感想が聞かれました。
医療・福祉の現場で糖尿病患者様に携わる機会が多いため、受講者から講師にたくさんの質問がありました。講師からは、丁寧な回答とともに、受講生の皆様が知識を活かし重症にならない為の看護をしてほしいとエールをいただきました。(奈良県ナースセンター)

12月14日様子1