令和4年度 第15回「復職支援研修」を実施しました。

午前は、平成記念病院より講師を招き「褥瘡ケア」の講義をしていただきました。褥瘡の発生・予防・評価(DESIGN―R2020の改正点)・ケアについて事例を通して説明されました。実技では、褥瘡の洗浄と保護を体験しました。講師は「褥瘡は歩行可能な患者様にも発生します。そのため、全身の観察と適切に評価を行い、それに基づいてケアを行うことが重要です。」と話されました。受講者は「事例を通して、DESIGN―R2020の計算方法を学ぶことができた。スライドで褥瘡の経過が確認でき、ケアの方法がわかりやすかった。」などの感想を述べられました。
午後は、おかたに病院より講師を招き「排泄ケア」の講義をしていただきました。排泄ケア(おむつの特性・使用方法)とストーマケア(種類・観察・ケア・合併症)を説明されました。実技では、おむつギャザーの使い方、尿とりパットの当て方、ストーマ装具の装着を体験しました。講師は「おむつは、患者様の下着です。快適なおむつライフのためには、漏れない・蒸れない・ズレないことが重要です。」と話されました。受講者は「ギャザーの活用ができていなかったため、今後はおむつの当て方を見直し、尿もれ予防に心がけようと思った。ストーマ装具を自身に装着することが難しかったが、コスト面からも失敗して患者様に負担をかけないようにしようと思った。」などの感想を述べられました。研修では、スライドを通してたくさんの症例を知ることができ、実技ではデモ機や装具などを使用して体験することで、再認識と新しい学びがありました。(奈良県ナースセンター)

10月28日様子110月28日様子2