令和4年度 第5回「復職支援研修」を実施しました。

2025年には団塊の世代全員が後期高齢者になり、今以上に在宅における医療や介護のニーズが高まることが想定されます。
午前は訪問看護ステーションなでしこより講師を招き「訪問看護の実際」を講義していただきました。在宅看護の対象者と特徴・家族支援・アセスメントのポイント・地域における多職種連携等について学びました。講師は「病院から在宅へ帰る際のポイントは、不安を取り除くためにはシンプル化を図り、退院支援することが重要です。」と話されました。受講者からは「たくさんの写真を見て、支援する人と支援される人の笑顔がとても印象的でした。医療面だけでなく、患者様の周りのすべてが看護の対象であることに気がつきました。」と感想を述べられました。
午後からは香芝生喜病院から講師を招き、人口の6.6%(約996万人)が糖尿病に罹患していることから「第2の心臓を守るフットケア技術」を講義していただきました。足の構造・糖尿病足病変・シャボンラッピングによる足浴・爪のケア・足マッサージ等について学びました。講師からは「顔や髪はきれいに整えるけれど、足には関心が向きにくいです。足を守るためには観察することが大切です。」と話されました。受講者からは「白癬の薬の塗布範囲、爪の切り方、削り方が参考になりました。足病変がとてもわかりやすく、フットケアの奥深さを知ることができて大変勉強になりました。」と感想を述べられました。 受講者の年齢は20歳から70歳と様々でありますが、復職するために学ぼうという意識が高く、講義だけでなく受講者同士が情報を共有する機会となりました。(奈良県ナースセンター)

7月12日様子1