令和4年度 第4回「復職支援研修」を実施しました。

疾患を持ちながら在宅で生活する患者や家族が、安心して療養できるように支援することが今求められています。
午前は大和橿原病院より講師を招き「外来看護」を講義していただきました。外来看護の重要性・特徴・役割・必要な技術と能力について学び、講師は「外来看護師は病院の顔としての役割をもって働く必要がある。」と話されました。受講者は「退院後は、外来看護師の存在がとても大切で、安心できる日々への切れ目のないつながりと支援の重要さを感じた。組織全体でできること、看護師個人でできることを共有して、支え合う社会が大切だと感じた。」と感想を述べられました。

午後は、奈良県下に900名以上の重症心身障害児(者)家庭が存在することから、バルツァゴーデルより講師に招き、「医療的ケア児の看護」の講義をしていただきました。事例を通して医療的ケア児の看護の心構えについて、講師は「障害者看護を学ぶことは、看護の本質を学ぶことです。」と力強く話されました。受講者は「重心の子どもを持つ親は、最初からとても冷静に受け止めているように見えていたけれど、いろんな悩みを抱えていることに気がついた。また事例紹介はとてもわかりやすく、明日からの生活や仕事に生かせる。」などの感想を述べられました。1日の研修を通して、自身を振り返る機会となり、復職に向けてとても有意義な研修となりました。(奈良県ナースセンター)

7月1日様子1