令和4年度 第2回「復職支援研修」を実施しました。
コロナウイルス感染国内発生から2年以上経過しても終息までは至らず、個々の感染対策意識が高くなっています。そのため午前は大和高田市立病院より講師を招き「感染予防の基本」を講義していただきました。感染の基礎知識・手指衛生・PPE等について学び、講師は「手洗いは看護技術です。」と力強く話されました。受講者は「N95マスクやガウンなどの着脱体験ができて良かった。手袋の脱ぎ方が悪かったために手を汚染させてしまい、自身の不十分な所を知った。」と感想を述べられました。
午後は訪問看護ステーションルピナスから講師を招き「痰吸引の実際」を講義していただきました。痰吸引の基本的知識・手技の講義の後、モデル人形を使用して吸引の実技練習を行いました。吸引に対する苦手意識が強く、離職期間が長い方は手を震えながらではありましたが、数回練習することで自信が持てるようになりました。「実技では科学的根拠を基に行えたことで、安全かつ安心してできると実感した。誤嚥時の対処方法はとても参考になった。」と感想を述べられました。一番印象に残ったことは、以前は肺雑音と言っていましたが、現在は副雑音と言うことが新しい学びでありました。今年度初めての実技を含む研修でありましたが、以前働いていた時のことを思い浮かべながら実技をすることで、実技後は質問が数多くあり、とても有意義な研修となりました。(奈良県ナースセンター)