R3年度 第18回「復職支援研修」を開催しました。

午前は、済生会中和病院から講師を招き、「脳卒中の看護」のタイトルで脳の解剖生理、疾病の成り立ち、CT,MRIの画像の見方、観察と看護のポイントについて講義されました。講師から「高次機能障害は、時間がかかりますが認知症と違い治る事がある。諦めないで、根気よく関わり続けてください。」と話され、受講者はその言葉に衝撃を受け、「今まで諦めがちでしたが今後の看護に生かして行きたい。」と感想を述べられました。
午後は、平成記念病院から理学療法士を講師に招き、「体位変換と移動動作」のタイトルで体位変換と移乗の重要性、腰痛予防について講義をしていただきました。実技では、二人一組になりブラインドウォークを体験しました。これは患者様と看護師の関係に似ているそうです。患者様は自身の先のことが予測ができず、看護師は先のことが予測できるため先回りをする傾向があります。そのため、看護師は先回りをせずに、患者様が何を望まれているか十分に知る事が大切であることに気づく体験となりました。またベッドから車椅子の移乗体験をすることで受講者は「介助する側、される側の気持ちを経験できて良かった。」と感想を述べられました。

今回を持ちまして、18日間(うち4日は中止)の研修を終了いたしました。研修内容を振り返り、より一層充実した研修になるように検討させていただきます。講師をはじめ受講生の協力により、研修内でのコロナウイルス感染はなく無事終了できたことに心より感謝申し上げます。(奈良県ナースセンター)

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