R3年度 第16回「復職支援研修」を開催しました。

午前は、南奈良総合医療センターから講師を招き、「摂食・嚥下障害の看護」のタイトルで摂食嚥下のメカニズム、評価方法、食事介助の注意点、胃ろうの管理を講義していただきました。講師からは、「患者様がむせると絶食にすることが多かったが、現在はむせる原因をアセスメントして、それを取り除き食事が摂取できるように看護することが大切です。」と話されました。受講者からは「嚥下の5期*を理解し、どの時期で誤嚥しているかを考えて看護すること。患者様がむせていると、つい背中を摩っていたが、むせる行為は筋肉が反応していると知り、摩るのではなく嘔吐させてすっきりさせるなどの新しい気づきがたくさんありました。」と感想をいただきました。

午後からは、奈良県歯科医師会から歯科医師と歯科衛生士を講師に招き、「口腔ケア」のタイトルで口腔ケアの重要性・オーラルフレイル・日常的な口腔ケアの実際を講義していただきました。実技ではマナボット(モデル人形)を使用して、義歯の着脱と口腔ケアを体験しました。受講者からは、「歯周病や肺炎予防のための口腔ケアの重要性が理解できた。また口腔ケアの手技を教えてもらえて良かった。即実践できそうです。」と感想を述べられました。
(* 1期先行期 2期準備期 3期口腔期 4期咽頭期 5期食道期)(奈良県ナースセンター)

11月24日様子1